暗合資産(仮想通貨)のリップル(XRP)はよく聞く言葉のほうかな?と思います。
仮想通貨自体あまり知らない人にとってはさっぱりなことだと思いますが、黎明期からあるような歴史のある仮想通貨であり、認知度も期待度も非常に高いものですので、知っておいて損はないとおもいます。
このリップル(XRP)とはどんなものなのでしょうか?
この記事でわかりやすく書いていきたいと思います。
リップル(XRP)の概要
リップルというのはXRPの通称になります。
そもそもはリップル社(Ripple Inc.)がXRPを管理していて、取引所で扱われている仮想通貨がXRPという表記です。
ここではXRPをリップルといっています。
リップルはブロックチェーンで作られたビットコインよりも歴史があり、リップル社がXRPを管理しています。
つまり他のブロックチェーンで作られた仮想通貨とは仕組みが根本的に違うということになります。
それらのことについて次の段落で説明していきたいと思います。
リップル(XRP)の特徴
リップル(XRP)は仮想通貨のうちの一つですが、仮想通貨の代表であるビットコインとは大きく違う点がいくつかあります。
ビットコイン(BTC) | リップル(XRP) | |
目的 | 決済 | 国際送金 |
コンセンサスアルゴリズム | PoW(プルーフ・オブ・ワーク) | XRP コンセンサス |
決済・送金システム | ブロックチェーン | XRP Ledger |
送金時間 | 10分~40分程度 | 約3.3秒 |
リップルというのはもともと国際送金をもっと早く・もっと安くという目的のために作られたブリッジ通貨を目的として作られた仮想通貨になります。
そのために多くの銀行が取り入れやすい状況が追い風になり、注目された仮想通貨になります。
特徴は大きく3つになります。
- 送金の速さ
- 手数料の安さ
- 中央集権的な仮想通貨
送金の速さ
今まで国際送金に関しては送金スピードの問題やコストの問題がありました。
しかしリップル(XRP)を利用するだけで数秒で送金を完了することができるようになります。
手数料の安さ
同じ仮想通貨のビットコインの場合、時間がかかる上に手数料が0.001BTC程度かかり、非常にコストと時間がかかっていましたが、XRPはそのパフォーマンスを遥かにうわまわることができます。
手数料はビットコインが何千円かかることに比べてXRPは数円ですむことになります。
中央集権的な仮想通貨
ビットコインはブロックチェーンの技術を用いて開発されたためにみんなで管理と監視をする仮想通貨ですが、リップルは独自の仕組みによってなりたっているためにリップル社が管理することになっています。
中央集権的な体制のおかげで迅速な決済が可能となり、リップル(XRP)の性能をいかんなく発揮できる状態になっています。
リップル(XRP)の今後の価格予想
リップル(XRP)は上記の特徴などでも上げてきたように非常に全世界から期待されている仮想通貨になります。
多くの銀行とも提携して国際送金の問題を大幅に解決してくれるものと期待されていて、価格のほうも2020年末くらいから上昇の兆しを見せていました。
しかしここにきて長い間くすぶっていた問題が表面化してきたことで右肩上がりに待ったがかかりました。
有価証券問題
米国においてSEC(米国証券取引委員会)は前々から呈していたリップル(XRP)が有価証券であるとのことについてリップル社に訴訟を起こしたのです。
このことによって判決内容が決定するまではリップル(XRP)はどうなるかわからない状態になってしまい、価格が低迷している状態です。
この裁判がどれほどかかるかわかりませんが、仮にビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)のように「有価証券ではない」とのお墨付きが付けば、将来性の強いXRPは爆発的に上がっていくことが予想できます。
まとめ
リップル(XRP)は国際送金において速さやコスト面で大幅な問題解決をはかる目的で作られた仮想通貨で将来的には全世界の送金を担う可能性を秘めています。
現時点ではSECによる有価証券問題で訴訟される立場になっているために先行きが不安視されている状態です。
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